2010年08月06日

離婚の際に払う又は受け取る金員はどのようなものでしょうか?

 離婚の際にやりとりされるお金としては,@財産分与A慰謝料B養育費の三つがあります。

 財産分与
 財産分与とは,夫婦関係で築いてきた財産の清算で,通常は,夫婦で築いてきた財産は,夫婦二人の努力でできたものとされ,半分ずつに分けられることとなります。
 例えば,20年の夫婦生活で,マイホームを買いローンの支払いを終え,預貯金が1000万できたとしましょう。
 マイホームの価格が現在1000万円とすれば,総額2000万円分の財産が築かれたことになります。そうすると双方の取り分は2000万円の2分の1である1000万円ずつとなります。そこで,預貯金も住宅の名義も相手方であったとしても,預貯金又はマイホームのいずれかをもらえるということとなります。
 逆にいえば,夫婦で相当の収入があったとしても,何らかの理由で財産が全く残っていなければ,どれだけ長い結婚生活があったのだとしても,財産分与はゼロになってしまいます。
 また,相手方が資産家であっても,その資産が親から相続したものであったり,結婚前から持っていたものであるような場合も相手方の持っている財産は財産分与の対象にはなりません。

 慰謝料
 慰謝料とは,相手方の違法行為により受けた精神的苦痛に対する損害賠償金です。
 上記のように財産分与は,夫婦生活が長く大きな財産を形成していると非常に多額(例えば何億円)になる可能性がありますが,慰謝料は通常200万から500万円程度であり,特別に多額になるということはまずありません。
 相手方の不貞行為や暴力など明らかな違法行為が原因ですと相当慰謝料は高額となりますが,明らかな違法行為がない場合には,相手方から慰謝料をもらうのが難しい場合も少なくありません。
 また,相手方が財産を持っていない場合にも裁判所は相手方に慰謝料を支払うよう命令を出しますが,実際上には慰謝料を取る方法がなく,取れないという場合も少なくはありません。

 養育費
 養育費は,親権者となり子供を養育する方が,養育しない方から定期的に受け取る金員です。
 正式には,双方の収入から算定されますが,子供一人であれば月3〜5万円,二人であれば5万〜10万円を子供が成人するまで受け取るといったケースが通常です。

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posted by benuchida at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問
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